三菱UFJなどメガバンクは買い優勢、日銀総裁人事を前に思惑錯綜
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクは買い優勢の展開。日銀の次期総裁人事発表が近づくなか、思惑が交錯しメガバンクの株価も方向感がつかみきれない状況にある。次期総裁については、きょう10日に明らかになるとみられていたが、来週にずれ込む公算が大きくなっており、市場では「人選で揉めているのではないか」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれる。副総裁人事も含めマーケットの関心は高く、これはメガバンクをはじめとする銀行株の動向にも少なからぬ影響を与える可能性が高い。ただ、市場では「(誰が次期総裁になっても)黒田日銀総裁が行った大規模金融緩和路線の修正は必至で、長期金利の上昇はメガバンクにとっては運用環境の改善につながる」(同)との見方が根強い。
出所:MINKABU PRESS
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