セレコーポレーション Research Memo(6):各段階利益の第3四半期進捗率は通期予想を上回って推移(1)
■今後の見通し
1. 2023年2月期の業績見通し
セレコーポレーション<5078>の2023年2月期連結業績は、売上高19,936百万円(前期比8.2%増)、営業利益931百万円(同2.2%増)、経常利益930百万円(同5.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益628百万円(同94.1%減)とする期初予想を据え置いている。通期予想に対する第3四半期進捗率は売上高で84.7%、営業利益で122.5%、経常利益で124.5%、親会社株主に帰属する当期純利益で126.1%となった。既述のとおり、賃貸開発事業の販売が好調だったことに加え、広告宣伝費、販売促進費、将来の成長を見据えた投資などの経費が計画を下回って推移したことにより、各段階利益は通期予想を上回って進捗しているが、原価高騰などの不確定要素もあり、現時点での見通しが難しいため期初予想を据え置いた。ただし、足元の販売状況は堅調に推移しており、投資は予算の範囲内で進捗していることから、今後の販売状況次第では上方修正の可能性もあると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
《SI》
提供:フィスコ