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トヨタや東エレクの決算を控え、積極的な売買は手控えられやすい/オープニングコメント


 9日の日本株市場は、売り優勢ながら次第に底堅さは意識されそうである。8日の米国市場はNYダウが207ドル安だった。ニューヨーク連銀総裁や米連邦準備制度理事会(FRB)の理事など高官が、相次いで経済の需要が予想よりも強く、インフレ制御のための追加利上げが必要になると主張したため、金利上昇を警戒した売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の27395円。円相場は1ドル131円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時27360円まで売られる場面も見られ、終値で27500円を下回った。切り上がる5日線が足もとで支持線として意識されていたが、これを割り込んでいる。また、ボリンジャーバンドでは切り上がる+1σを支持線としたトレンドを形成するなか、これを下回ってきたため、センチメントを冷ます可能性はありそうだ。売りが先行するなか、日経平均は75日線が位置する27268円辺りが意識されてこよう。

 また、決算発表がピークを迎えているが、昨日はソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>の下げが日経平均の重荷となっていた。ソフトバンクGに底入れ感が見られてくるようだと、先物主導でショートカバーを狙った動きも入りやすいだろうが、本日はトヨタ<7203>、東エレク<8035>の決算を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすいところである。

 そのため、物色の流れとしては決算を発表した銘柄での個別物色が中心になりやすいほか、材料性のある低位銘柄などの一角には短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。なお、昨日の引け後に決算を発表したところでは、芝浦<6590>、ペットゴー<7140>、イーエムネットJ<7036>、HUグループ<4544>、大平洋金<5541>、BEENOS<3328>、SANKYO<6417>、UEX<9888>、パンパシHD<7532>、ファルコHD<4671>、平和<6412>などが注目される。
《AK》

 提供:フィスコ

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