新興市場銘柄ダイジェスト:GMOリサーチは大幅に3日ぶり反落、ビープラッツがストップ高
<9218> メンタルヘルスT 1423 +50
大幅に反発。22年12月期の営業利益予想を従来の3.47億円から3.66億円(前期実績1.38億円)に上方修正している。メディカルキャリア支援事業セグメントで新型コロナウイルスのワクチン接種に関する医療職の人材紹介手数料が想定を上回って推移したため。メンタルヘルステクノロジーズ株は3日に直近高値(1520円)を付けた後、値下がりしていたため、押し目買いも入っているようだ。
<3695> GMOリサーチ 3290 -330
大幅に3日ぶり反落。23年12月期の営業利益予想を前期比28.7%増の5.40億円と発表している。新規顧客拡大に加え、既存顧客の利用頻度向上などを推進する。年間配当予想は114.84円(前期は109.14円)。22年12月期の営業利益はアウトソーシングサービスなどが順調に伸び、19.0%増の4.19億円で着地した。ただ、好業績を期待して株価が前日に7%近く急伸していたことから、決算発表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。
<4570> 免疫生物研究所 407 +80
ストップ高。23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の営業損益を0.18億円の黒字(前年同期実績1.36億円の赤字)と発表している。主力製品のELISAキットや抗体の海外販売の増加に加え、遺伝子組換えカイコの研究開発費や販管費が減少したことも黒字転換に寄与した。通期予想は0.03億円の黒字で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っており、会社計画を超過達成する可能性があるとの期待が広がっている。
<9342> スマサポ 1950 +73
大幅に続伸。小田慎三社長がラジオ番組の音声プラットフォームにゲスト出演したと発表している。小田社長は不動産賃貸業界に焦点をあてながら、スマサポのソリューションサービスと入居者アプリ「totono」を活用したDX推進について言及したという。同アプリは不動産管理会社と入居者のコミュニケーションツール。番組出演が拡販につながるとの期待から買いが入っているようだ。
<4381> ビープラッツ 1465 +300
ストップ高。ソフトバンク<9434>子会社のSB C&S(東京都港区)と業務提携に関する合弁契約を締結すると発表している。同社子会社の第三者割当増資引受による合弁会社の組成が前提。合弁会社の名称は「ITplace」(同)で、出資比率はSB C&Sが90%、ビープラッツが10%。提携により、サブスクリプション商材と販売するためのプラットフォームを一体でサービス提供することが可能になるとしている。
<3935> エディア 714 -4
朝高後、値を消す。東証から新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は7日で、同日売買分から実施。エディア株は東証グロース市場の制度信用銘柄に選定済み。同社は「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な株価形成に資するもの」とコメントしている。
《ST》
提供:フィスコ