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株価指数先物【引け後コメント】 テクニカル面でトレンドが出やすいタイミング、イレギュラーな動きも意識しておきたい


大阪3月限
日経225先物 27310 +10 (+0.03%)
TOPIX先物 1971.0 -4.5 (-0.22%)

 日経225先物(3月限)は前日比10円高の2万7310円で取引を終了。寄り付きは2万7450円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7490円)にサヤ寄せして買い先行で始まり、現物の寄り付き直後に2万7520円まで上げ幅を広げた。ただし、2万7500円はキープできず、その後は持ち高調整によって軟化し、前場終盤にかけては2万7340円まで上げ幅を縮めた。後場に入ると2万7300円~2万7330円辺りの狭いレンジで推移し、日中の安値圏で取引を終えた。

 日経225先物は、朝方に節目の2万7500円を一旦は捉えたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控え、ショートカバーを狙ったロングは限られていた。後場に入るとスキャルピング取引さえも難しくさせる30円ほどの小動きであり、朝方の取引後のリバランスが一巡した後は、短期筋によるトレードも限られたようだ。

 日経225先物は引き続き75日移動平均線がサポートとして機能するなか、5日線水準でこう着。2万7150円近辺には75日線のほかボリンジャーバンドの+1σが位置しているため、同水準での底堅さは意識されやすい。ただし、これを割り込んでくるようだと、25日線が位置する2万6550円辺りが目先的なターゲットとなる可能性はある。一方で、2万7500円水準を支持線に変えてくるようだと、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万7750円をターゲットとしたトレンドとなろう。

 また、一目均衡表で雲を上回っての推移を見せているものの、先行スパンが交錯するねじれを起こしているところであり、雲は非常に薄くなっている。テクニカル面ではいずれの方向にもトレンドが出やすく、FOMCの結果および、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の声明を受け、イレギュラーな動きが出やすい点は想定しておきたいところである。

 NT倍率は先物中心限月で13.85倍に上昇した。直近のレンジ内での推移ではあるが、レンジ上限を捉えてきた。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>の時間外での上昇を手掛かりに、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角がけん引した格好である。

 FOMC通過後はメタ・プラットフォームズ<META>、アップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などの大型テック株の決算が控えている。また、経済指標では週末に1月のISM非製造業景況指数や1月の雇用統計の発表も予定されており、次の材料に投資家の関心が向かうことによって、日替わり的にリバランスが強まる展開も想定しておきたい。

 手口面では、日経225先物はゴールドマンが1960枚、三菱UFJが1230枚、野村が330枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1010枚、ソジェンが740枚、ABNアムロが400枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが1410枚、ゴールドマンが1390枚、みずほが700枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1560枚、野村が670枚、ABNアムロが520枚程度の買い越しだった。

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