アンジェス---慢性椎間板性腰痛症治療用NF-κBデコイオリゴDNAの国内開発決定
アンジェス<4563>は、30日、NF-κBデコイオリゴDNAの日本国内における慢性椎間板性腰痛症を対象とした第2相臨床試験を行うことを決議した。
NF-κBとは、活性酸素などによる酸化ストレスなどの刺激が外部から与えられた時に、細胞が炎症反応や免疫反応を惹起させるため活性化する主要な転写因子。
NF-κBデコイオリゴDNAは、このNF-κB転写因子に結合して炎症性サイトカインの放出を抑制し、過剰な炎症反応や免疫反応に起因する様々な疾患の治療における有効性が期待されている。これまで慢性椎間板性腰痛症に対する治療は、消炎鎮痛剤などによる対症療法が中心だったが、NF-κBデコイオリゴDNAは過剰な炎症反応や免疫反応を惹起する原因物質を抑制するため、椎間板変性症などの病気の進行を抑える効果が期待されている。
《SI》
提供:フィスコ