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株価指数先物【引け後コメント】 重要イベントを前に米国はリバランス一巡の公算も、押し目狙いのロングスタンス継続


大阪3月限
日経225先物 27370 +10 (+0.03%)
TOPIX先物 1980.5 -1.0 (-0.05%)

 日経225先物(3月限)は前日比10円高の2万7370円で取引を終了。寄り付きは2万7350円と、シシカゴ日経平均先物清算値(2万7415円)を下回り、小幅に下落して始まった。現物の寄り付き直後に2万7310円まで売られた後はプラスに転じ、一時2万7460円まで買われた。前場半ばには再び下げに転じる場面が見られたものの、5日移動平均線水準での底堅さが意識されるなか、前場終盤にかけては2万7460円と日中高値水準を回復。後場に入ると令和国民会議(令和臨調)が記者会見を開き、政府・日銀は新たな共同声明を公表し、実現することが必要との緊急提言を発表した。金融政策修正への思惑から円相場が1ドル=129円20銭近辺まで円高に振れると、短期的なショートが入り2万7310円に軟化した。ただし、朝方に付けた安値を下回らなかったことで終盤にかけてはショートカバーが入り、小幅ながらプラスに転じて取引を終えた。

 日経225先物は、5日線が支持線として意識される一方で、心理的な節目の2万7500円に接近すると上値を抑えられて、午前9時01分に付けた2万7310円が安値、同15分に付けた2万7460円が高値となり、その後はこの狭いレンジ内での推移を継続した。現物では信越化学工業 <4063> [東証P]やファナック <6954> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]が日経平均株価をけん引する一方、医薬品株の一角が軟調で、日経平均型の重荷となった。また、セクターでは鉄鋼や石油・石炭製品、鉱業の弱さが目立ち、TOPIX先物は小幅に下落した。

 グローベックスで主要な米株先物がマイナス圏で推移しており、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたリバランスの動きは一服となりそうだ。反対に、足もとでの大型テック株や半導体株の買い戻しを狙ったロングによる、利益確定に伴うリバランスが先行する可能性は意識しておきたい。ただし、今週は米国で大型テック株の決算発表が本格化するなか、出遅れ感のあるハイテク株を見直す動きが一段と強まる可能性はある。そのため、イベントを日々消化していくことになるため、ポジションを積極的に傾けてくる動きは限られよう。

 テクニカル面では、ボリンジャーのバンド幅が拡大を見せてきている。日経225先物は先週のリバウンドで+2σを上回り、過熱感が警戒されていた。ただし、バンドが拡大するなかでのこう着によって+2σを下回り、過熱感は和らいだ。切り上がる5日線に沿ったトレンドを想定するが、これを下回ったとしても75日線が位置する2万7145円や2万7000円近辺には200日線のほか、ボリンジャーバンドの+1σがあり、この辺りまで下げてくるようだと、調整一巡感も台頭しよう。そのため、押し目狙いのロングスタンスを継続し、リバウンド局面で2万7500円を明確に上放れる場面では、その上の権利行使価格である2万7625円水準を短期的に狙う格好となりそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で13.81倍だった。5日、25日線を挟んだ狭いレンジでの推移であり、NTスプレッド狙いのトレードは限られている。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが800枚、野村が510枚、三菱UFJが480枚程度の売り越しに対して、シティが870枚、日産が410枚、ドイツが340枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBNPパリバが1700枚、BofAが670枚、野村が580枚、ソジェンが560枚程度の売り越しに対して、UBSが1420枚、ゴールドマンが1230枚、ドイツが780枚程度の買い越しだった。

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