貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6473 ジェイテクト

東証P
1,086.5円
前日比
+2.0
+0.18%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.6 0.48 4.60 1.24
時価総額 3,730億円
比較される銘柄
トヨタ, 
THK, 
不二越

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─「10万円」投資の上昇期待株でイザ勝負!


「『10万円』投資の上昇期待株でイザ勝負!」

●2月に日経平均は2万8000円クリアへ

 1月相場も間もなく終わる。改めて今月をチャートで振り返ると、2進1退の上昇ぶりに惚れ惚れする。

 欲を言えば、昨年12月に日経平均株価が崩れ始めた水準である2万8000円前後に戻っていればさらに好ましかったのだが、残念ながらそこまでは届いていない。この原稿を書いている時点では2万7300円台で、650円前後の距離があるが、年初の総悲観ムードを考えれば、今の水準に戻っただけで十分だ。

 ここからさらに続伸し、2月に2万8000円をクリアすればよいからだ。それは可能なのか。もちろん、可能だ。その根拠として挙げたいのは、米国の利上げペースの鈍化、これになる。

 米国の各種経済指標を見ると、ほとんどが減速中だ。つまり、金融引き締め強化を警戒する市場の期待に応えるものになっているものの、この点については微妙な問題が残る。

 経済の減速は望ましいのだが、減速し過ぎるのは好ましくないのだ。市場が景気後退を懸念するからだ。

 では、どの程度の減速であればよいのか。それを知りたいところだが、いまのところ規準が明確ではない。その時々の市場のムードで、発表される経済指標ごとに好ましい減速である、好ましくない、と日替わりで変化しており、われわれもそれに合わせて対応するしかない。

●減少する投資金額10万円以下の銘柄

 こんなややこしい問題はあるものの、米国の利上げペースの鈍化という根幹は揺らがない、と見てよく、東京市場もそれを当てにして浮上に転じている。その結果、市場では何が起きるか? 10万円以下で投資できる銘柄が次第に少なくなっていくのだ。

 そこで今回は、10万円以下の資金で投資可能、かつ上昇確率の高い銘柄を取り上げたい。

 まずは、これまで幾度も取り上げてきて「またか……」といわれそうな銘柄から、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]だ。銀行株の中核銘柄であり、オーソドックスな投資の対象になりやすいため再注目だ。

 トヨタ自動車系で電動パワステに強いメーカーなのに、株価は比較的に低位にあるジェイテクト <6473> [東証P]もそろそろ浮上してもよい頃だ。

 コロナの感染拡大は続いているのに、人々は自由に活動しはじめている。当然、のど自慢の人たちは「カラオケへ!」となるので、「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングス <2157> [東証P]も株価続伸が見込める。

 国内建設用クレーンで首位の加藤製作所 <6390> [東証P]も、中国景気の減速が警戒されて株価の低迷が続いていた。しかし、中国がゼロコロナ政策を転換したことで、株価は新たな展開を見せることになりそうだ。

 ダイヤモンド工具に強い旭ダイヤモンド工業 <6140> [東証P]も、半導体ウエハー研磨用など好需要が見込める状況を考えると、株価は続伸が期待できる。

 コロナ禍に対する警戒感が薄れつつあるなか、サラリーマンの一部はテレワークから出社へと戻りつつある。となると、オフィス家具を新調する企業も増えると見てよく、 オフィス家具大手のイトーキ <7972> [東証P]も引き続き魅力的だ。

 そして、最後に建設機械向け油圧フィルターに強く、しかも世界トップシェアのヤマシンフィルタ <6240> [東証P]を。

2023年1月27 日 記

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