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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、日銀の緩和政策点検と米インフレ鈍化で


12日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。日銀による緩和政策の副作用の点検が見込まれ、円買い圧力がかかりやすい。また、今晩発表の米消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が予想され、米金利高・ドル高は後退しそうだ。

前日の取引で欧州中銀(ECB)当局者から引き締めに積極的な発言が相次ぎ、ユーロ買い優勢の展開に。ユーロ・ドルは1.0770ドル台に浮上し、ドル・円は132円80銭台から132円30銭付近に軟化。本日アジア市場で、日銀は来週の金融政策決定会合で大規模緩和政策の点検をすると報じられ、緩和修正の思惑から円買いが強まり、ドル・円は一時131円40銭台まで売り込まれた。クロス円もおおむねそれに追随した値動きとなった。

この後の海外市場は米インフレが焦点。賃金インフレのピークアウトが鮮明になるなか、今晩の米CPIは前年比+6.5%、コア指数は+5.7%と予想され、金利安・ドル安の手がかりとなりやすい。クリーブランド連銀算出の「CPI NOW」は予想よりも若干高く、FRBの引き締めを後押しする要因になる可能性もあろう。ただ、物価の峠越えは顕著となり、引き締め長期化に慎重な見解が聞かれれば金利高・ドル高は後退し、ドル・円は失速しそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告
・22:30 米・12月消費者物価指数(前年比予想:+6.5%、11月:+7.1%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:20.4万件)
・22:45 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁討論会参加(経済見通し)
・01:30 ブラード米セントルイス連銀総裁オンライン討論会参加(経済と金融政策)
・02:40 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(バージニア銀行家会合)
・03:00 米財務省・30年債入札
・04:00 米・12月財政収支(予想:-600.00億ドル、21年12月:-213.03億ドル)

《FA》

 提供:フィスコ

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