東京センチュが今期最終益予想を下方修正、ロシア向け航空機リースで特別損失計上
東京センチュリー<8439>はこの日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想を見直したと発表した。最終利益の見通しは従来の200億円から10億円(前期比98.0%減)に下方修正した。子会社で米航空機リース事業を手掛けるアビエーションキャピタルグループ(ACG)について、ロシアの航空会社を実質与信先とする融資・融資保証に関する債権の回収の見通しが立たなくなったことから、23年3月期第3四半期(10~12月)において特別損失を計上する。
今回対象となるのは22年3月期末時点の融資・融資保証の約2億2000万ドル分。担保設定した機体をロシア国外に移送することで回収を図ることが可能と判断していたが、ロシアとウクライナの紛争の長期化の影響もあってその後移送手続きが滞り、ロシア側の承認手続きに進捗がみられない状況が続いていたとしている。全額を引当金処理するため、特別損失に約283億円(1ドル=128円30銭で換算)を計上する予定という。
出所:MINKABU PRESS
今回対象となるのは22年3月期末時点の融資・融資保証の約2億2000万ドル分。担保設定した機体をロシア国外に移送することで回収を図ることが可能と判断していたが、ロシアとウクライナの紛争の長期化の影響もあってその後移送手続きが滞り、ロシア側の承認手続きに進捗がみられない状況が続いていたとしている。全額を引当金処理するため、特別損失に約283億円(1ドル=128円30銭で換算)を計上する予定という。
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