外為サマリー：１３１円７０銭台で推移、都区部の物価４．０％上昇が重荷

　１０日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１３１円７１銭前後と６日の午後５時時点に比べて２円５０銭強のドル安・円高となっている。

　９日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１３１円８８銭前後と前週末に比べて２０銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米金融引き締めの長期化観測が後退するなか、一時１３１円５０銭台まで軟化した。

　この日の東京市場のドル円相場は上値の重い展開となっている。総務省が朝方発表した東京都区部の１２月の消費者物価指数で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で４．０％上昇し、４０年８カ月ぶりの高さとなったことが重荷となっているようだ。朝方には１３２円２２銭をつける場面もあったがドル買いの勢いは乏しく、その後は１３１円７０銭台に押し戻されている。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０７２７ドル前後と６日の午後５時時点に比べて０．０２１０ドル強のユーロ高・ドル安。対円では１ユーロ＝１４１円２８銭前後と同１０銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所：MINKABU PRESS