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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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東証P
2,856円
前日比
-94
-3.19%
PTS
2,825円
21:45 12/20
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.7 10.17 2.28 1.52
時価総額 1,735億円
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杉村富生が斬る!卯年「有望株!」 <新春お年玉企画>


「新春相場の展望! 内需系の小物を狙う!」

●常に、危機対応の備えが必要!

 2023年(卯)相場はどんな展開になるのだろうか。近年は年間を通しての予想が難しい。唐突な出来事が多すぎる。このため、トレンド(方向)が読めない。2022年は結局、インデックスはボックスゾーン(往来)の動きだった。今年は? 基本的には同様のパターンとなろう。

 だからこそ、突っ込み買いの吹き値売り、外部環境の影響を受けづらい内需系の小物にマトを絞っての小すくい戦術が有効だ。筆者は安値圏(日経平均株価の2万6000円絡み)でのNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]の買い下がり作戦を提唱している。

 マーケットはショック安の出現に、「想定外」とあきらめる。しかし、それを予知するのが専門家(プロ)ではないのか。最後の相場師と形容された是川銀蔵先生は「変化の予兆を見逃すな」が口グセだった。いかに突発的な“事件”にも、必ず何らかの兆しがある。それを察知し、行動するのがリスクマネージメント(現金比率の調整)だろう。

 今年の波乱要因としては台湾有事、超円高、岸田政権の増税路線、同政権の支持率低下(その状況下での解散・総選挙)、値上げラッシュ、ロシア崩壊(旧ソビエト連邦の解体はアフガニスタン侵攻失敗が原因)、中国のコロナ禍(公式発表とは異なり1日の感染者数が3700万人との情報)、原油価格急落などに注意を要する。

●物色テーマ&活躍株を探る!

 一方、物色テーマはどうか。まず、訪日外国人が倍増ペース(9月20万人、10月50万人、11月93万人)のインバウンドだろう。このセクターではマツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P]、HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]などに注目できる。円高関連ではニトリホールディングス <9843> [東証P]に妙味があろう。

 金利上昇、利ザヤ拡大の視点では三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]、南都銀行 <8367> [東証P]などがメーンとなる。デジタル社会の到来、クラウド化の流れは止まらない。この分野ではFIXER <5129> [東証G]だろう。学び直しセクターではプログリット <9560> [東証G]が面白い。英語コーチングを手掛けている。

 スマートパチスロ(スマスロ)、スマートパチンコは同業界にとって戦後最大の変革と呼ばれている。なにしろ、コイン、玉がなくなり、カード決済だ。ダイコク電機 <6430> [東証P]、ゲームカード・ジョイコホールディングス <6249> [東証S]、アクセル <6730> [東証S]などが潤うのは今年が本番と思う。

 このほか、 人材派遣EC(電子商取引)、住宅再生事業は活況が続くだろう。全国の不動産情報や物件の瑕疵データのデータベース化に取り組むランドネット <2991> [東証S]、人材派遣のニューフェイスのジャパニアス <9558> [東証G]は高成長が見込める。サンクゼール <2937> [東証G]は業態のユニークさが“売り”である。

◆杉村氏のお薦め「2023年ポートフォリオ10銘柄」とポイント

・サンクゼール <2937> [東証G]
  地方名産品の販売、地方創生の切り口
・ANYCOLOR <5032> [東証G]
  成長力を評価、損出し売りが一巡
・FIXER <5129> [東証G]
  コロナ対応のシステムHER-SYSを構築
・ゲームカード・ジョイコホールディングス <6249> [東証S]
  遊技機用カードユニットで国内シェアは約4割
・ダイコク電機 <6430> [東証P]
  スマスロ関連の本命的な存在、新紙幣特需
・日本電波工業 <6779> [東証P]
 電波の送受信に不可欠の水晶部品で世界トップ級の企業
・ウイルテック <7087> [東証S]
  人材派遣の出遅れ、PERは6.4倍
・大栄環境 <9336> [東証P]
  環境関連は成長セクター、事業内容は良
・ジャパニアス <9558> [東証G]
  製造業向けの先端エンジニア派遣
・プログリット <9560> [東証G]
  英語教育の“雄”的な存在に、社長の若さが魅力

2022年12月27日 記

★元日~4日に、2023年「新春特集」を一挙、“28本“配信します。ご期待ください。
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