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株価指数先物【引け後コメント】 レンジ推移を継続するなか、値がさハイテク株の底入れが鍵を握る


大阪3月限
日経225先物 26230 -130 (-0.49%)
TOPIX先物 1903.0 -1.5 (-0.07%)

 日経225先物(3月限)は、前日比130円安の2万6230円で取引を終了。寄り付きは2万6250円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6210円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に2万6290円まで下落幅を縮めたが、買いは強まらず、反対に前場半ばにかけて一時2万6120円まで売られる場面も見られた。ただし、下値を売り込む流れにもならず、オプション権利行使価格の2万6125円近辺で下げ渋る動きとなった。後場に入ると2万6180円~2万6230円辺りのレンジで推移した。

 前日のグローベックスの米株先物の強い値動きから先回り的なロングの動きがあったなか、これに対するリバランスが先行した。米ハイテク株の弱い値動きに加え、ロシアのプーチン大統領が原油の価格上限制裁国を対象に、2023年2月から原油の輸出を禁止する大統領令に署名したと伝わったことが慎重にさせた。

 なお、日銀は19-20日に開いた金融政策決定会合における「主な意見」を公表し、金融緩和の修正について「出口に向けた変更でない」とした。これに対する市場の反応は限られており、後場の落ち着いた値動きからは、前週のパニック的な下落によって売り圧力は一巡したとみられる。

 日経225先物は2万6000円~2万6500円辺りでのレンジ推移を継続している。グローベックスの米株先物はプラス圏で推移し、円相場が1ドル=133円90銭台とやや円安に振れていることもあり、方向としてはレンジ上限を試す展開が意識されやすいだろう。本日はオプション権利行使価格の2万6125円と2万6250円辺りのレンジから、上値を2万6375円の権利行使価格に切り上げつつある。

 ボリンジャーバンドのバンドは切り下がっているが、足もとのこう着によって-2σを上回ってきており、-1σが位置する2万6616円辺りが意識されてこよう。そのため、権利行使価格の2万6375円~2万6625円によるレンジに切り上がり、これをクリアしてくると2万6750円および2万7000円辺りをターゲットとして、ショートカバーを誘う流れに向かう展開も想定しておきたいところだ。

 もっとも、NT倍率は先物中心限月で一時13.77倍に低下した。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などハイテク株の底入れが見られないと、NTショートによるスプレッド狙いのトレードが中心になりやすい。NTロングに転換できないと、足もとの狭いレンジ推移が継続すると考えられ、値がさハイテク株の底入れが鍵を握る。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが1010枚、バークレイズが400枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1090枚、BofAが580枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが1550枚、ソジェンが1270枚程度の売り越しに対して、みずほが1280枚、ゴールドマンが900枚程度の買い越しだった。

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