日本電技 Research Memo(5):工場のスマートファクトリー化を支援
■日本電技<1723>の会社概要
4. 産業システム関連事業
産業システム関連事業では、「計装エンジニアリング」技術を背景に、小規模工場から大規模工場までの生産プロセス(生産工程)や搬送ラインにおいて、計測機器やロボットなどをセットアップし、自動制御するシステムを構築するサービスを提供している。具体的には、電気計装工事のほか特殊仕様のユーティリティ設備(冷温水、蒸気、圧縮空気等)における自動化・省エネ化、工場などで排出される廃温水や廃熱などの有効活用による環境負荷の低減及び省エネ化や運用コストの削減、安全性の確保や仕分け作業の精度・効率向上などのサポート、箱詰め・検査・荷捌といった人手のかかる工程におけるロボット導入などによる生産性の向上、人が介在しないことによる安心・安全(フードディフェンス)の確保など、食品や医薬品などの製造現場がそれぞれに抱える様々な課題に応えることで、顧客のバリューチェーンの最適化を支援している。まさに工場のスマートファクトリー化をサポートする事業と言え、市場は大きく広がりつつある。同市場で成長を加速するため、同社は産業システム関連事業に事業部制を導入し、サービスサイトの開設や展示会への出展、プラントメーカーとの連携など事業部独自の戦略を開始した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《SI》
提供:フィスコ