伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (11月9日記)
日経平均株価は、昨日の価格が11月2日の高値2万7692円を超えて大きく上昇したことで、10月以降の上値、下値を切り上げるジグザグの流れを抜け出して、現在が勢いの強い上昇の流れへ入っている可能性が出てきました。
強気の見方が正しければ、目先は2万9000円前後まで目立った調整なく、一気に上昇する動きになる公算です。
来週には2万9000円へ接近する程度まで上昇していると考えられます。
本日は寄り付き後の価格が下げても、昨日の安値2万7704円付近で下値を支えられて、2万8000円以上へ上昇する公算です。
10月以降、はっきりとした上昇の流れを作る展開になると見る場合、前述の動き方が典型的なパターンとなります。
一方で、3月以降の2万6000円から2万8000円のレンジ内での動きを継続中という見方もできます。
本日の価格が上値重い動きになる場合、今年前半に戻り高値をつけた3月25日、6月9日と同様、2万8000円前後で強く上値を抑えられる動きになる可能性が出てきます。
弱気の展開になるなら、本日は価格が上昇しても、昨日の高値2万7943円を超えられず、2万7500円以下を目指す動きになる公算です。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
⇒⇒ 株探プレミアムで「伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】」(原則日曜日午前中)をお読みいただけます!
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
株探ニュース