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株価指数先物【寄り前コメント】 楽観は禁物だが、リバランスに伴うショートカバー継続で押し目狙いのロング対応


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 27570 +20 (+0.07%)
TOPIX先物 1928.5 +2.5 (+0.12%)
シカゴ日経平均先物 27550 ±0
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 10月31日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。11月1日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、直近の上昇に対する利益確定の売りが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)は4会合連続となる0.75%の利上げを決定する見込み。次の12月会合で利上げペースを減速させるかを議論すると見られているが、FOMC後のパウエルFRB議長の発言を確認したいとして、買いは手控えられたようだ。

 また、決算発表が本格化するなか、オン・セミコンダクター<ON>は7-9月期の一株利益が予想を上回ったものの、10-12月期見通しが予想に届かず9%近く売られた。ウルフスピード<WOLF>が8%超、ラティスセミコンダクター<LSCC>が5%を超える下落となるなど、半導体株の弱い値動きが重荷となった。S&P500業種別指数はエネルギー、ヘルスケア機器・サービスの2セクターのみが上昇した一方で、メディア、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器、耐久消費財・アパレルの弱さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、日中大阪比変わらずの2万7550円で終えた。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比30円安の2万7520円で始まり、直後につけた2万7450円を安値にリバウンドを見せたものの、米国市場がFOMCを前に利食い優勢となるなか、2万7490円~2万7580円辺りでこう着。終盤にかけても狭いレンジでの推移が続くなか、2万7570円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢の展開が見込まれる。米国同様、東京市場でもFOMCを前に積極的な商いは手控えられると見られ、引き続きリバランス中心の商いになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで日中終値を挟んでこう着したが、75日移動平均線がサポートとして機能しており、短期筋のショートは仕掛けづらいだろう。

 一目均衡表では雲のねじれの局面で雲を上放れてきた。遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける形で、上方シグナルを発生させるなど、テクニカルは好転。ただし、パウエルFRB議長の発言によって、シグナル好転がダマシとなる可能性はあるだろう。そのため、一気に雲を上放れる格好での一段高は期待しづらいが、リバランスに伴うショートカバーは強まりやすいと考えられ、下値の堅さは意識されそうだ。雲が位置する2万7450円辺りから75日線が位置する2万7400円水準では、押し目狙いのロングで対応したいところだ。

 VIX指数は25.88と前日の25.75から小幅に上昇した。ただし、75日線までの調整で、いったんは反発しやすい水準である。それでも終値では同線を下回っており、主要な株価指数が下落する局面でも、リスク不安は高まっていないだろう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.30倍に低下した。本日は米半導体株の弱い値動きにより、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への利食いが想定されるため、NT倍率は低下傾向をみせそうだ。ただし、75日線の14.29倍から25日線の14.23倍に接近する局面では、NTロングのポジションを組成するタイミングと考えられる。

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