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1日の株式相場見通し=売り買い交錯、目先利益確定も下値抵抗力発揮

 1日の東京株式市場は主力株をはじめ売り買い交錯のなかもやや売りが優勢の展開となり、日経平均株価は反落する公算が大きい。ただ、前日は500円近い大幅高で2万7000円台半ばまで水準を切り上げた日経平均だが、きょうは引き続き空売り筋のショートカバーなどが想定され、下値抵抗力も発揮しそうだ。下げ幅は限定的なものにとどまり、2万7000円台半ばで売り物をこなす地合いが予想される。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って反落する展開となった。NYダウは直近6営業日で2500ドル以上も水準を切り上げていたこともあり、目先利益確定売りの動きを誘発しやすい局面だった。米長期金利上昇を嫌気して景気敏感株やハイテク株など幅広く売りが及んでいる。FOMCを前に押し目に積極的に買い向かう動きも限られた。東京市場ではこの流れを引き継ぎそうだが、米株市場の下げが比較的小幅にとどまったことに加え、外国為替市場では1ドル=149円近くまで円安が進んでおり、これも追い風材料となりやすい。

 31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比128ドル85セント安の3万2732ドル95セントと7日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同114.306ポイント安の1万988.146だった。

 日程面では、きょうは10年物国債の入札、10月の新車販売台数、10月の軽自動車販売台数など。海外では10月の財新中国製造業PMI、豪中銀の政策金利発表、10月の米ISM製造業景況感指数、9月の米建設支出など。

出所:MINKABU PRESS

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