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株価指数先物【寄り前コメント】 25日、75日線が位置する2万7200円近辺が目先のターゲットとして意識されてくる


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 26600 +370 (+1.41%)
TOPIX先物 1871.5 +23.5 (+1.27%)
シカゴ日経平均先物 26595 +365
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 3日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が大幅に上昇。トラス英政権が所得税の最高税率を引き下げる案を撤回すると明らかにし、英国の財務悪化への懸念が和らいだ。また、9月のISM製造業総合景況指数が50.9と市場予想(52.0程度)を下回り、好不況の分かれ目となる50割れが視野に入ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げペースは緩むとの思惑から長期金利が低下。これを受けて、売り方の買い戻しが強まったほか、直近の大幅下落に対する割安感が意識されて、リバウンド狙いの買いを誘う格好となった。

 S&P500業種別指数はエネルギー、半導体・同製造装置、電気通信サービス、素材、資本財の上昇が目立つ。一方、7-9月期の世界の電気自動車の販売台数が市場予想に届かなかったテスラ<TSLA>が急落した影響により、自動車・同部品のみが下落した。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、日中大阪比365円高の2万6595円で終えた。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比50円安の2万6180円で始まり、2万6080円まで売られた。ただし、2万6000円は割り込まず、その後はリバウンド基調を強め、終盤にかけて一時2万6710円まで買われた。引け間際にはポジション調整の動きもあったが、2万6600円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。前日の安値2万5610円からの強いリバウンドにより、累積出来高の積み上がっていた2万6000円~2万6500円水準を一気に上放れた。これによりショートカバーが強まるほか、自律反発を期待したロングも入りそうだ。また、2万6500円~2万7000円の累積出来高は急落の影響から積み上がっておらず真空地帯でもあるため、25日、75日移動平均線が位置する2万7200円近辺が目先のターゲットとして意識されそうだ。

 ボリンジャーバンドでは、-2σ割れからのリバウンドにより-1σを捉えてきた。-1σが位置する2万6500円水準で底堅さが見られるようであれば、前日の2万5610円で目先底との見方につながろう。もっとも、米国では5日に9月のADP雇用統計、9月のISM非製造業景況指数、7日には9月の雇用統計の発表を控えているため、引き続き経済指標などの結果を受けた長期金利の影響を受けやすく、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうではある。ヘッジを考慮したロング寄りのポジションを取りに行くなか、NTロングの動きに向わせよう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇した。一時14.05倍辺りまで低下した後に、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]など値がさハイテク株のリバウンドを受けて切り返していた。依然としてトレンドは下向きではあるが、目先的には25日、75日線が位置する14.26倍~14.30倍辺りの上昇を想定しておきたい。なお、VIX指数は30.10に低下したものの、30.00を上回っていることからリスクオンには向かいづらいところである。

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