新興市場銘柄ダイジェスト:ジーニーは年初来高値、スパイダープラスがストップ高
<6193> バーチャレク 1065 +39
大幅に反発。新たに展開する「CRM(顧客接点領域)×DX虎の巻シリーズ」の第1弾として「SFA営業プロセス改善パッケージ」の提供を開始すると発表している。顧客管理ソリューションのSalesforceなどSFA(営業支援システム)の導入を検討している企業やSalesforce導入済み企業の営業担当者や営業統括者に商談管理や営業プロセスの改善などをワンストップで提供するサービス。
<7157> ライフネット 931 +49
年初来高値を更新。8月末の保有契約の年換算保険料が前年同月比13%増の226.55億円になったと発表している。伸び率は前月(13%増)と同水準。保有契約件数は14%増の53万6062件だった。8月単月の新契約の年換算保険料は21%増の4.27億円、新契約件数は26%増の1万1437件。保険料の順調な伸びに加え、8月19日に年初来高値を記録してから値下がりしていたため、押し目買いも入っているようだ。
<7064> ハウテレビジョン 3155 +501
ストップ高。23年1月期第2四半期累計(22年2-7月)の営業損益が2.25億円の黒字(前年同期実績0.03億円の赤字)に転換したと発表している。戦略的なマーケティング展開による会員獲得に加えて取引先企業数の拡大を指向した結果、キャリアプラットフォーム事業の累積取引社数や累積会員数が増加した。通期予想は前期比542.4%増の3.00億円の黒字で据え置いた。進捗率は75%に達している。
<4192> スパイダープラス 713 +100
ストップ高。業界初の基本特許技術「施工体制作業指示」を取得したと発表している。「施工体系図」をはじめとした建設現場の施工体制に基づき、建設現場での事業者間の作業指示や完了報告などの情報共有を可能とする技術。事業者間の情報共有のデジタル化を実現し、複雑な指示命令系統での円滑なコミュニケーションのほか、建設図面を活用した施工管理の効率化が可能になるとしている。
<4493> サイバーセキュリ 2096 +126
大幅に3日ぶり反発。アマゾンウェブサービス(AWS)向けの「Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF」でAmazon SNSを用いた更新通知を開始したと発表している。また、親ロシア派のハッカー集団が「日本国政府全体に宣戦布告」などと述べた動画を投稿したと伝えられたことも材料視され、セキュリティ関連銘柄の一角としてセキュアヴェイル<3042>やFFRIセキュリティ<3692>などとともに物色されている。
<6562> ジーニー 1298 +108
年初来高値。自社が提供するGENIEE DSP(Demand Side Platform)が世界トップレベルのマーケティングプラットフォームを提供するシンガポールのInMobiと業務提携すると発表している。GENIEE DSPは、広告主の利益を最大化するための広告買い付けプラットフォーム。提携により、GENIEE DSPはInMobiが保有するモバイルアプリやメディア在庫にアクセスし、顧客の目的に沿ったより幅広いソリューションを提供できるようになる。
《ST》
提供:フィスコ