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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):パーク24、INPEX、ジャパンエン

パーク24 <日足> 「株探」多機能チャートより
■パーク24 <4666>  1,874円  -91 円 (-4.6%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 パーク24<4666>が反落。東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が事件の関係先として大会スポンサーだったパーク24の本社を家宅捜索したことが複数のメディアによって伝えられている。これを受け、先行き不透明感を嫌気した売りが出たようだ。なお、会社側は7日にコメントを発表。「東京地方検察庁による捜査に協力していることは事実」とし、捜査に全面的に協力していくとした。

■INPEX <1605>  1,491円  -9 円 (-0.6%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。7日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比4.94ドル安の1バレル=81.94ドルと大幅下落。今年1月以来、約8カ月ぶりの安値をつけた。インフレ懸念を背景に米国や欧州など主要国の中央銀行が積極的な利上げに踏み出す動きをみせており、金融引き締めが世界景気の減速と原油需要の減少につながることが警戒された。この原油安を受け、INPEXなどに売りが先行している。

■ジャパンエン <6016>  1,442円  +300 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値
 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>が急反発。同社と日本郵船<9101>、IHI<7013>傘下のIHI原動機、日本シップヤード(東京都千代田区)の4社は前日7日、研究開発中のアンモニア燃料アンモニア輸送船について日本海事協会から基本設計承認を取得したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。今後も研究開発を進め、国際競争力のあるアンモニア燃料船の開発を実現することを目指すとしている。

■ハウテレビジョン <7064>  3,155円  +501 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 ハウテレビジョン<7064>は急騰。7日の取引終了後に23年1月期上期(2~7月)の決算を発表し、営業損益は前年同期の赤字から2億2500万円の黒字に転換して着地。通期計画(3億円)に対する進捗率が75%と高いこともあり、これを好感した買いが膨らんだようだ。売上高も前年同期比35.8%増の7億6100万円と好調だった。新卒向けサイト「外資就活ドットコム」や中途採用サイトの高い成長が継続した。広告宣伝費などの先行投資を積極拡大させたものの、コストコントロールが奏功したことで販管費が抑えられ、利益が増加した。なお、通期見通しは据え置いている。

■クルーズ <2138>  1,019円  +150 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 クルーズ<2138>はストップ高。9月に入り株価を激しく動意させたが、前日はその反動もあって8%を超える下落をみせていた。きょうは、改めて買い直される展開となっている。7日取引終了後、GameFi分野を担当するCROOZ Blockchain Labが、フィジタルファッションメタバース「SWAGGA」を運営するBlocverse DAOと戦略的パートナーシップを締結したことを発表。Web3分野における事業拡大を目指す方針で、これを手掛かり材料に投資資金が再攻勢をかけている。

■スパイダープラス <4192>  713円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 スパイダープラス<4192>がストップ高。7日の取引終了後、業界初の基本特許技術「施工体制作業指示」を取得したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同技術は、「施工体系図」をはじめとした建設現場の施工体制に基づき、建設現場における事業者間の作業指示/完了報告などの情報共有を可能とするもの。同技術の活用により、事業者間の情報共有のデジタル化を実現し、複雑な指示命令系統でも円滑なコミュニケーションや、建設図面を活用した施工管理の効率化が可能になるという。

■KLab <3656>  416円  +37 円 (+9.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 KLab<3656>は急反発。同社は7日、スマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム「キャプテン翼~たたかえドリームチーム~」の世界大会「Dream Championship 2022」のオンライン予選大会を9日からアプリ内で開催すると発表しており、これを好感した買いが入った。「Dream Championship」は、同ゲームプレーヤーの「強いプレーヤーと戦いたい」との思いに応え、19年からKLabが主催している18歳以上を対象とした大会。4回目の開催となる今年も全世界でオンラインによる試合を行い、世界ナンバーワンプレーヤーを決定するという。

■ジーニー <6562>  1,298円  +108 円 (+9.1%)  本日終値
 ジーニー<6562>が4連騰、上値指向を鮮明としている。3月28日の年初来高値1230円奪回が意識される場面だ。同社はネット広告の仲介ビジネスを主力展開するが、足もとの業績は急回復歩調にある。そうしたなか、7日取引終了後に世界トップレベルのマーケティングプラットフォームを提供するInMobiと業務提携したことを発表、これによる業容拡大への期待が株価を強く刺激する格好となった。

■アップル <2788>  374円  +25 円 (+7.2%)  本日終値
 アップルインターナショナル<2788>が大幅高、一時8%高の378円まで上値を伸ばした。中古車輸出を収益の主柱とし、国内では中古車の買い取り専門店をフランチャイズ展開している。ここ中古車市場が活況で価格上昇の恩恵を受けているほか、外国為替市場で急速な円安が進行していることで、円安メリット関連株としても注目度が高まっている。株価が300円台と値ごろ感があることも個人投資家を中心に物色人気の背景となっている。今月2日に367円の年初来高値をつけていたが、足もとでここをクリアし新値街道に復帰している。

■ハナツアーJ <6561>  1,543円  +96 円 (+6.6%)  本日終値
 HANATOUR JAPAN<6561>は急反発。政府は7日から新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、1日当たりの入国者の上限を従来から3万人引き上げ5万人とすることを発表、これを受けてインバウンド関連の有力株として投資資金が向かっている。同社はインバウンド専門の旅行会社で団体客を対象とする手配業務のほかバスやホテル運営などを手掛けており、今後外国人観光客が増勢となるなかで、収益環境改善が期待されている。

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