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株価指数先物【寄り前コメント】 リバランス中心で権利行使価格2万7500円~2万7875円辺りのレンジを想定


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 27780 +150 (+0.54%)
TOPIX先物 1940.0 +5.5 (+0.28%)
シカゴ日経平均先物 27785 +155
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 1日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。新規失業保険申請件数は前週比5000件減の23万2000件と、増加を見込んでいた予想に反して3週連続で減少したほか、8月のISM製造業景況指数が予想を上回った。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化への警戒感から売りが先行し、NYダウの下落幅は一時290ドルを超えた。その後は直近の大幅な下落に対する持ち高調整の買いが入り、上昇に転じた。一方で、長期金利が約2カ月ぶりの水準に上昇したことで、半導体株が軒並み下落したことが重荷となり、ナスダックは5営業日続落。S&P500業種別指数は医薬品・バイオテクノロジー、公益事業、メディアが上昇した半面、半導体・同製造装置、エネルギー、素材が下落した。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、日中大阪比155円高の2万7785円で終えた。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比10円安の2万7620円で始まり、その後は日中終値を挟んでこう着が続いた。米国市場の取引開始後に一時2万7550円まで下げ幅を広げる場面も見られたが、終盤にかけて買い戻しの動きを強め上昇に転じると、2万7800円まで上げ幅を広げ、2万7780円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。ナイトセッションで一時2万7550円まで売られ、52週移動平均線まで調整してきた。いったんは、同線を支持線としたショートカバーが入ったと見られる。今週の大幅な下落によって若干ながらショートは積み上がったと見られ、米雇用統計の発表を控えていることもあって、ポジションをニュートラルに近づける動きがありそうだ。

 ただし、米国市場ではエヌビディア<NVDA>が7%を超える下落となった。米政府が一部の半導体について、中国とロシア向けの出荷に制限を課したと報じられており、同社の画像処理半導体が対象と伝えられたことが嫌気された。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>など他の半導体株も軒並み下落しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの重荷となるだろう。

 そのため、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開に向かいやすく、日経225先物はオプション権利行使価格の2万7500円が支持線となる一方で、上値は5日線が上値抵抗線として意識されそうであり、権利行使価格の2万7500円~2万7875円辺りのレンジを想定。また、相対的にTOPIX優位の動きが見込まれるものの、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。75日線が位置する支持線水準まで下がってきたことで、NTショートの利益確定に伴うリバランスにより下げ渋る可能性はありそうだ。VIX指数は25.56と前日の25.87から低下しているものの、依然として75日線が支持線として機能しているためリスク選好ムードは強まらず、強弱感が対立しやすいこともリバランス中心の動きに向わせよう。

 そのほか、来週末に先物オプション特別清算指数(メジャーSQ)を控えるなか、昨日辺りから若干ではあるものの、限月交代に伴うロールオーバーの動きが見られてきた。ロール中心の商いに向かうなか、リスクを取ってポジションを傾けてくる動きは限られるため、スキャルピング中心の商いになりそうだ。

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