日本農薬は4連騰と気を吐く、海外需要好調で4~6月期営業7割増益を評価
日本農薬<4997>が地合い悪のなか4連騰。600円台後半で収れんする25日・75日移動平均線を上放れ、上昇指向を鮮明としている。農薬専業大手だが、海外での売り上げが全体の7割近くを占める外需型企業であることが特徴で、インドやブラジルなど新興国で需要獲得が進み、業績が好調に推移している。今年は北米で気温上昇などを背景にダニの発生が目立ち、ダニ用殺虫剤が伸びたほか、欧州では除草剤の拡販が進み全体収益を押し上げている。
前日の後場取引時間中に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比69%増の27億8100万円と大幅な伸びを達成しており、これを受けて通期営業利益見通しも従来予想の69億円から88億円(前期比53%増)に大幅増額した。これが足もとの株高基調を後押しする形となっている。PER11倍前後、PBR0.8倍台と株価指標面でも依然として割安感が光っており、水準訂正に向けた上値追いが続いている。
出所:MINKABU PRESS
前日の後場取引時間中に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比69%増の27億8100万円と大幅な伸びを達成しており、これを受けて通期営業利益見通しも従来予想の69億円から88億円(前期比53%増)に大幅増額した。これが足もとの株高基調を後押しする形となっている。PER11倍前後、PBR0.8倍台と株価指標面でも依然として割安感が光っており、水準訂正に向けた上値追いが続いている。
出所:MINKABU PRESS