ソフトバンクGは5日ぶり反落、四半期ベース過去最大の3兆円超の赤字を嫌気
ソフトバンクグループ<9984>は5日ぶりに反落して始まった。同社が8日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は、最終損益が3兆1627億円の赤字となった。米ハイテク株を中心とする世界的な株安や円安進行が損益を悪化させる格好となり、四半期ベースとしては過去最大の赤字となった。また、これで2四半期連続の赤字となり、同社傘下のビジョン・ファンドが有していた約7兆円の利益はほぼ吹き飛ぶ状態となった。これを嫌気する売りが優勢となっている。
「ただ、米国株市場をはじめとする世界株市場の動向から、今回の同社の決算悪は予想されていたことでネガティブサプライズというほどのインパクトはない」(ネット証券アナリスト)という声も出ている。また同日、発行済み株式数の6.3%に相当する1億株、金額で4000億円を上限とする自社株買いを実施することも発表しており、これが株式需給面で株価下支え材料となる可能性もある。
出所:MINKABU PRESS
「ただ、米国株市場をはじめとする世界株市場の動向から、今回の同社の決算悪は予想されていたことでネガティブサプライズというほどのインパクトはない」(ネット証券アナリスト)という声も出ている。また同日、発行済み株式数の6.3%に相当する1億株、金額で4000億円を上限とする自社株買いを実施することも発表しており、これが株式需給面で株価下支え材料となる可能性もある。
出所:MINKABU PRESS