郵船、川崎汽など海運株が業種別値上がり率2位、ドル建て決済でドル高進行が追い風
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手が揃って上昇。全般軟調地合いのなか、「海運」セクターは業種別値上がり率で33業種中2位に入っている。世界景気の減速感が強まるなか、グローバル物流需要の停滞が海運業界にも影響を及ぼすことが予想されている。欧州だけでなく中国でも消費が伸び悩むなか、中国経済との連動性が高いばら積み船市況を表すバルチック海運指数も、足もと2000の大台攻防まで水準を切り下げていることで逆風が強い。
ただ株価的には、空売りの買い戻しや、郵船や商船三井など11%を超える高配当利回りに着目したインカム狙いの買いが下値を支え、テクニカル的には底入れ足をみせている。足もとで急速に進むドル高・円安も、運賃ドル建て決済の海運セクターには強い追い風となっている。
出所:MINKABU PRESS
ただ株価的には、空売りの買い戻しや、郵船や商船三井など11%を超える高配当利回りに着目したインカム狙いの買いが下値を支え、テクニカル的には底入れ足をみせている。足もとで急速に進むドル高・円安も、運賃ドル建て決済の海運セクターには強い追い風となっている。
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