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【特集】その落ち込みに勝機あり、ディープ・バーゲン狙いで資産20倍の技

第20回 日本株&アメ株で勝つ人(億り人・バガー投資家・りきさんの場合その1)

登場する銘柄
リソー教育<4714>、日本M&Aセンター<2127>、ロボホーム<1435>

取材/真弓重孝・富田祥平、編集・構成/真弓重孝(株探編集部)

【タイトル】りきさん(ハンドルネーム・40代・男性・兼業投資家):
大学院を経て海外に留学し、帰国後は大手メーカーに就職。その後は兼業で投資を行い、19年には億り人を達成。株式投資の主軸は割安成長株を信用取引も積極的に活用して長期で保有するスタイル。趣味は20年以上続けているジムでのトレーニング。写真は旅行先のカナダで撮影した湖。

参議院選挙の結果が判明した週明けの株式相場は騰勢を強めて始まっている。だが先週末時点でTOPIX(東証株価指数)は昨年末比▲5%、同じく東証マザーズ指数は▲31%と落ち込み、米国の利上げや景気の先行きを巡る動揺に足を引っ張られている状況となっている。

今春に実施した「株探-個人投資家大調査」(2022春)の回答結果でも、損益動向は損失を出したと回答した人が利益を出した人を上回っている状況だ。

ただ、なかにはこうした相場環境を優良銘柄がお買い得となるバーゲンセールと捉え、連れ安した銘柄に積極的に手を伸ばす投資家もいる。

今回登場するりきさん(ハンドルネーム)もそうしたバーゲンハンターの1人となる。ただ、普通のハンターと異なるのは下落相場に企業の悪材料が重なり、極限まで割安となった銘柄を狙う「ディープ・バーゲンハンター」であることだ。

掘り出し物に狙いを定めたことで、元本を20倍以上に膨らませたというりきさん。成功の鍵は、投資家にとってネガティブなポイントがあったとしても、投資する値打ちがあると判断できれば大きく資産を振り分けたことにある。

それでは、超お買い得狙いで成功した手法について見ていこう。

掘り出し物の日本M&Aでリターンを獲得

地合い悪化×企業の悪材料の組み合わせで、足元でリターンをあげたのが日本M&Aセンターホールディングス <2127>だ。同社は中小企業向けのM&A仲介を手がけており、創業者の高齢化が進み、後継者探しに悩む中小企業のニーズをとらえ12期連続で増収増益を達成している。

りきさんが同社に目をつけたきっかけは、21年12月20日に子会社で売上高の前倒しなど不適切な会計事例が見つかり、株価が大幅に下落していたこと。社内調査を行っていると発表した翌日21日は、朝から▲10%超の急落となっていた。

■日本M&Aの日足チャート(21年11月初旬~)
【タイトル】

注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同


こうした悪材料と天秤にかけ軍配があがったのが同社のM&A仲介というビジネスの専門性・発展性だ。同社は参入障壁の高さを表す営業利益率が40%を超えており、専門性・利益率が非常に高いという魅力がある。

日本では企業全体のうち圧倒的な割合を占めるのが中小企業。高齢化の進行により、後継者探しのためのM&A仲介というビジネスモデルは確実性も担保されているのがポイントだった。

また、ストライク <6196> 、M&Aキャピタルパートナーズ <6080>など上場組のライバルと比較すると、同社の売上高はライバルの3倍以上と、シェアの高さも評価した。

加えて、会社の根幹を揺るがすような不祥事にまで発展しない見通しだったこともあり、悪材料が本業へ与える影響は少なく、立ち直りが早いと判断し、同社株の保有を決めた。

同社株を取得したのは22年5月初旬、不正会計が発覚した時期と比べ株価が半値以下となったタイミングだ。取得単価は約1300円で、1400円ほどに上昇した際に一度利確を行い、50万円のリターンを獲得した。

一旦、同社株については手じまいしたものの、りきさんは同社が企業価値に比べいまだ割安状態であることは確実だと考え、今後も折を見て同社株をトレードしていくという。

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



 

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