海運株が頑強な値動き、世界景気減速警戒も抜群の高配当利回りで押し目買い観測
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株が全体急落相場のなか頑強な値動きを示している。前週9日に一斉にマドを開けて売られる展開となったが、これは世界景気の減速を背景に物流需要が鈍ることへの警戒感から、欧米の海運株が大幅安となったことが波及したもの。ただ、東京市場では大手海運株のPERが2倍前後と超割安圏にあるほか、配当利回りも際立って高く、郵船と商船三井はいずれも今3月期計画ベースで11%前後の水準となっている。足もとではインカムゲイン狙いの押し目買いも観測されている。
出所:MINKABU PRESS
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