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株価指数先物【引け後コメント】 2万7500円突破から4月の戻り高値2万7760円がターゲットとして意識される可能性も


大阪6月限
日経225先物 27500 +240 (+0.88%)
TOPIX先物 1941.0 +32.0 (+1.67%)

 日経225先物(6月限)は、前日240円高の2万7500円で取引を終了。寄り付きは2万7270円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7180円)を上回って始まった。祝日明け31日の米国市場は下落したものの、想定の範囲として買い戻しが先行。寄り付きの2万7270円を安値にリバウンドが強まり、現物市場の開始直後には2万7400円を回復した。その後は2万7450円を挟んだ狭いレンジで推移し、前場終盤には一時2万7490円まで上げ幅を広げる場面が見られた。2万7500円接近で強弱感が対立するなか、後場は2万7400円~2万7490円辺りで推移し、引けにかけて2万7500円を回復した。

 日経225先物は、寄り付き後は概ね権利行使価格の2万7375円~2万7500円のレンジ推移だった。2万7500円突破から4月の戻り高値2万7760円が目先的なターゲットとして意識されてくるなか、来週にメジャーSQを控えるため、ヘッジ対応のショートカバーが一段と強まりそうだ。なお、2万7760円を捉えてくるようだと、今後は2万7875円を中心とした権利行使価格2万7750円~2万8000円での推移を想定した動きに向かう可能性が意識されてくる。ポジションをフラットにしていた機関投資家なども、ロングに傾けてくるだろう。

 また、岸田政権の経済政策スタンスを巡り、当初の分配重視から成長重視へ軌道修正されたとの見方が高まるなか、為替市場では1ドル=129円半ばまで円安が進んだ。これを受けて、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連がけん引する格好となったため、相対的にTOPIX優位の状況が続いた。NT倍率は先物中心限月で一時14.15倍まで低下し、5月半ば以降、支持線として機能していた75日移動平均線水準まで一気に低下してきた。昨日の時点で上値抵抗線水準まで切り上がっていたこともあり、NTロングの巻き戻しの動きは想定されていた。支持線水準まで切り下がったことで、改めてNTロングのポジションを取りに行く動きを見せてくるかを見極めたい。

 なお、日経225先物はナイトセッション開始直後に2万7580円まで買われる場面が見られた。また、グローベックスの米株先物は、NYダウ先物が160ドルを超える上昇、S&P500とナスダック100先物は小じっかりで推移。1日の米国市場では、5月ISM製造業景況指数のほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。これが嫌気される可能性はあるが、日経225先物は節目の2万7500円を突破し需給状況は改善傾向にあるため、押し目待ちのロングスタンスでの対応になろう。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが2590枚程度の売り越しに対して、BofAが1650枚、JPモルガン1680枚程度の買い越しだった。米系のロングの動きに対して、ABNアムロ経由での裁定買い(現物買い・先物売り)の需給状況だったようだ。TOPIX先物はみずほが3300枚の売りに対して、UBS1510枚、ドイツが1370枚、シティが1270枚程度の買い越しだった。こちらは9月限への限月交代に伴うロールオーバーの動きと見られる。

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