日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.26(低下率1.31%)の19.55と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.65、安値は19.25。
中国・上海市が都市封鎖(ロックダウン)を解除したことや、日本では6月10日に外国人観光客の受け入れが再開することなどを受け、経済活動活性化への期待感が高まり、市場心理は改善しやすくなっている。こうした中、日経225先物が概ね底堅く推移していることからボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《FA》
提供:フィスコ