Kaizen Platform---1Qは2ケタ増収増益、UX/DXソリューションが好調に推移
Kaizen Platform<4170>は13日、2022年12月期第1四半期(22年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.3%増の7.44億円、営業利益が同29.8%減の0.44億円、経常利益が同399.1%増の0.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同160.0%増の0.17億円となった。
UX/DXソリューションの売上高は前年同期比50.8%増の5.52億円、セグメント利益は同82.9%増の0.61億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響拡大・長期化によりリモートワークの導入など企業のデジタル活用が進む中、これまでのWebサイト改善だけではなく、子会社化したディーゼロによるWebサイト制作を入口として、企業のDX支援のコンサルティングや人材育成のサポートなど周辺領域への事業拡大が進んでいる。また、金融、B to B、高単価のB to Cサービスを提供する業種を中心に、非対面チャネル強化が主要テーマとなり強い新規需要が続いている。
動画ソリューションの売上高は同6.2%減の1.92億円、セグメント損失は0.17億円(前年同期は0.28億円の利益)となった。拡大する顧客の動画広告制作のニーズに加え、動画活用方法の変化により従来の小売りやB to C企業だけでなくB to B企業の受注が増加するなど制作する動画の多様化が進んだ。また、コロナ禍において進みつつある動画活用の需要を捉え、商品ラインナップの強化や積極的な営業活動を行ったが、市場の競争環境が激しくなりつつある状況にあり、取引アカウント数は減少したものの、UX/DXソリューションの連携強化などにより顧客単価は向上する結果となっている。
2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比32.7%増の30.00億円、EBITDAが同12.8%増の2.50億円、営業利益が同9.4%増の0.50億円、経常利益が0.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.00億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ