富士通が急反発、今期営業8割強の増益予想で6%超の自社株買いもサプライズに
富士通<6702>が3日ぶり反発。同社が前週28日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比18%減の2192億100万円となったが、続く23年3月期は急回復見通しにあり、同利益は前期比83%増の4000億円を見込んでいることで、これが株価を強く刺激している。リストラ効果に加え、システム開発など主力のIT関連サービスの利益採算向上を背景に営業利益は過去最高を大幅に更新する見通し。更に好業績を背景に株主還元も強化。今期の年間配当は前期実績に20円増配となる240円を計画するほか、発行済み株式数の6.11%相当の1200万株、1500億円を上限とする自社株買いも発表しており、これもポジティブサプライズとなった。
出所:MINKABU PRESS
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