リリカラは大量の買いで値がつかず、業績急拡大で目を見張る増配発表に視線集中
リリカラ<9827>に大量の買い注文が入り、50円高はストップ高となる219円カイ気配に張り付いている。現状は15万株程度の売り注文に対して250万株を超える買い注文が入っており、取引時間中に商いが成立しないまま、大引けにストップ高比例配分される可能性が高い。壁紙やカーテンなどインテリア製品の卸を行うが、住宅向け需要が高水準で業績は好調に推移している。10日取引終了後に発表した21年12月期の営業利益は前の期比6倍の5億2900万円と急回復、続く22年12月期も同利益は13億8000万円と高水準の伸びが続く見通し。なお、同社は株主還元に積極的な姿勢がポイントで、前期年間配当は従来計画に1円50銭増額の6円、更に今期はそこから8円50銭の大幅増配で14円50銭を予定している。目を見張る増配といってよく、きょうストップ高まで買われたとしても、配当利回りは6.6%台と非常に高い水準となる。
出所:MINKABU PRESS
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