PSSが大幅続伸、全自動PCR検査装置への思惑に加え外資経由の空売り買い戻しも
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>が連日の大幅高で底値離脱が鮮明。一時約12%高の554円まで上値を伸ばした。前日は東京株式市場が波乱に見舞われ、同社株が上場するマザーズ市場でもマザーズ指数が急落し新安値をつけたが、その中にあって逆行高を演じる強さをみせていた。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大が加速するなか、感染の有無を調べる抗原検査キットの在庫が急減している状況にあるが、そうしたなか、同社は全自動PCR検査装置を手掛けており、注目度が増している。26日取引終了後には新型コロナウイルスのPCR検査を企業体から受託する目的で開設した「PSS新宿ラボラトリー」が東京都PCR等検査無料化事業者の登録を申請したことを発表しており、改めて脚光を浴びる形となっている。株式需給面では直近外資系証券経由で空売りが大幅に増加していたことで、その買い戻しも株価に浮揚力を与えている。
出所:MINKABU PRESS
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