新興市場銘柄ダイジェスト:Jストリームは大幅に5日続伸、CAICAが大幅高
<4425> Kudan 3110 +10
3日ぶり反発。新たに貸借銘柄に選定されたと発表し、買い材料視されている。20日売買分から実施。Kudanは「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。同社株は9月27日に直近高値(3755円)を付けた後は軟調な推移が続いており、貸借銘柄選定を機に底打ちするとの期待も買い戻しにつながっているようだ。
<4054> 日本情報C 1159 +29
大幅に続伸。日本共済(東京都千代田区)と不動産業務支援サービスのデータを活用した賃貸住宅向け保険の申込で提携すると発表している。日本情報クリエイトの「電子入居申込サービス」の入居者情報と不動産管理会社がシステムで管理する物件情報を日本共済の保険システムと連携する。日本共済の家財保険を利用する入居希望者や管理会社は、手書きや手打ちなどの手間が少ないスムーズな保険申込が可能になるとしている。
<3537> 昭栄薬品 1044 +39
年初来高値。22年3月期第2四半期累計(21年4-9月)の営業利益を従来予想の0.66億円から1.06億円(前年同期実績0.53億円)に上方修正している。海外経済の改善を受けて界面活性剤業界の生産・販売が回復基調となり、自動車関連や繊維油剤関連の主要得意先からの受注が好調に推移したため。一部原材料価格が上昇し、販売価格が改善したことも利益を押し上げる見込み。通期予想は前期比3.4%減の1.52億円で据え置いた。
<2315> CAICA 177 +11
大幅高。子会社のCAICAテクノロジーズ(東京都港区)がNFT(代替不可能なトークン)プラットフォームの拡販について、画像認識製品を提供するGAZIRU(東京都港区)とアライアンスを締結したと発表している。GAZIRUのサービスでは、製造物や商品を撮影した画像からタグやシリアルナンバー不要の個体識別を実現している。アライアンスにより、リアルなモノの個体識別結果をNFTプラットフォーム上で取り扱うことを想定しているという。
<2158> FRONTEO 2242 +118
年初来高値。マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に医学論文探索AI「Amanogawa」の提供を開始したと発表している。Amanogawaは検索者が入力したキーワードや仮説、論文要旨に関連する論文を検出・分析するシステム。日本マイクロソフト業務執行役員で医療・製薬営業統括本部長の大山訓弘氏は「幅広い研究者の仮説検証ひいては新薬開発に貢献できることを期待している」とコメントしている。
<4308> Jストリーム 1218 +69
大幅に5日続伸。インターネットライブ配信実施時にリアルタイムでテレビ局と同等の品質の字幕が挿入できる「リアルタイム字幕挿入サービス」の提供を開始したと発表している。記者会見や決算発表、株主総会などアクセシビリティに配慮する必要のあるネットライブ配信での利用を想定している。配信プラットフォームを限定せずに利用が可能で、オンデマンド用収録などライブ以外での利用にも対応しているという。
《ST》
提供:フィスコ