野村マイクロが上場来高値更新、半導体向け超純水装置好調で業績増額修正が有力
野村マイクロ・サイエンス<6254>が大幅高で3連騰、一時6.6%高の5500円まで駆け上がり、8月13日につけた上場来高値5420円を上抜き約3週間ぶりに上場来高値を更新した。同社は水処理装置メーカーで半導体業界を主要顧客とし、超純水製造装置で高い商品競争力を誇る。特に台湾のTSMCや韓国サムスン電子などアジアの大手半導体メーカー向けで実績が高い。現在、世界的な半導体需給逼迫を背景に、TSMCとサムスン電子は生産設備の増強を競う状況にあり、野村マイクロはその恩恵を中期的に享受することが予想される。22年3月期業績は、前期急伸の反動もあって営業利益段階で前期比9%減の36億円を見込むが大幅な上振れが濃厚との見方が強まっている。
出所:MINKABU PRESS
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