プラッツ---21年6月期は2ケタ増収、全市場が堅調に推移
プラッツ<7813>は10日、2021年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比15.4%増の70.40億円、営業利益が同29.6%増の7.24億円、経常利益が同31.6%増の8.73億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.8%減の3.05億円となった。
福祉用具流通市場の販売実績は前年同期比14.8%増の54.51億円となった。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響による入院調整で在宅待機が相当数増加したことに加え、主力の介護用電動ベッド「MioletIII」の拡販が図れた。
医療・高齢者施設市場の販売実績は前期比22.8%増の12.69億円となった。前期に引き続き新規開拓などの営業活動を強化した。
家具流通市場の販売実績は前期比4.8%増の1.34億円となった。医療介護用電動ベッドの状況は、一般ベッドと同様に長期的には減少傾向が続いているものの、やや下げ止まり感があった。
海外市場の販売実績は前期比3.0%増の1.84億円となった。連結子会社である富若慈(上海)貿易有限公司にて、介護レンタル向けへの営業活動に注力した結果、販売実績が増加した。
なお、同社及び連結子会社における当連結会計年度の医療介護用電動ベッドの総販売台数は前期比15.8%増の5.7万台となった。
2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.2%増の75.50億円、営業利益が同17.2%減の6.00億円、経常利益が同25.6%減の6.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.8%増の4.00億円としている。
《ST》
提供:フィスコ