愛三工は大幅高で3連騰、トヨタ系で業績上振れ期待とEVでも思惑
愛三工業<7283>は大幅高で3連騰、一時52円高の897円と値を飛ばし連日の年初来高値更新。時価は2019年11月以来、1年7カ月ぶりの高値圏に浮上した。トヨタ自動車<7203>系列の自動車部品メーカーで世界的な自動車販売の好調が収益面で追い風となっている。22年3月期は営業利益段階で前期比倍増の100億円と急拡大を見込んでいるが、半導体不足に伴う生産調整圧力を考慮した保守的なもので、トップラインの増額と合わせて利益も会社側計画を更に上振れする可能性が意識されている。トヨタとの取引関係も厚く、売り上げの約60%を占める。トヨタは電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)など電動化戦略を打ち出しており、EV・HV向け電動車制御システムの事業化に傾注する愛三工はキーカンパニーとして注目度を高めている。
出所:MINKABU PRESS
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