個人投資家・有限亭玉介:好業績&人気テーマ&個別に絞り込め!監視中の銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年5月24日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
金融緩和やコロナワクチン、為替相場に加えて地政学リスクや東京五輪など、株式相場に影響を与える環境要因を挙げるとキリがないですなぁ。5月の決算発表を見てみますと、21年が赤字着地であっても22年の予想は増益に黒字転換する企業も多く見られます。景気回復を実感するのは投資家もまた然り…なのではないでしょうか。
それでも正直に申し上げて、5月の相場は波乱ではありました。決算期というのはどうしても値動きが激しくなり、決算日直後に値崩れする銘柄も少なくありません。そのような相場では好業績&人気テーマに絞った投資を心がけて、中長期目線で監視をしていきたいものですな。
5月20日に発表された4月の貿易統計速報によると、自動車や半導体業界が好況で輸出額は前年同月より38%伸長したとの事です。コロナ禍であっても輸出企業がこれほど伸長しているわけですから、アフターコロナではどうなるのか楽しみですねぇ。例えば昨年12月にかけて急騰した[6400]不二精機は、新型コロナワクチン普及への期待を背景に、医療機器用精密金型の特需への思惑から買われたようですが、自動車部品用成型品へも注力している事から、再び物色されてきている様子ですな。
もちろん業績が回復しているのは自動車・半導体業界に限った事ではありません。法人向けクラウドサービスを手掛けるトヨクモ<4058>は、5月14日の決算発表(1Q)で通期計画の46.8%に到達しました。パンデミックの情報共有ツールとしても使われた災害時の安否確認サービスをはじめ、DX推進の潮流を受けて企業・自治体で各サービスの同時購入が増加したようです。チャート(日足)も底打ちから動意しております。
建築の解体事業や産業廃棄物処理を手掛けるイボキン<5699>も、5月14日の決算発表で通期の経常利益を上方修正して過去最高益となる見通しです。期末配当を従来の30円から40円に引き上げた事も好感された模様。金属リサイクルや廃プラスチック処理は環境関連としてのテーマ性にも注目したいところです。
5月12日の決算発表後に下値を切り上げて年初来高値を更新したローランドDG<6789>は、プリンターとデジタル加工機の販売が好調となり経常利益が急拡大して着地しました。3月には早期希望退職者を募った事で、来期以降は年間10億円の人件費削減の効果を見込んでおり、今期は同社の歴史でも転換点となったかもしれませんなぁ。
同じく決算後に年初来高値を更新したギークス<7060>は、テレワークの普及で注目されているITフリーランスの働き方支援や企業とのマッチング展開しております。テレワークで業務の効率化を図る企業の増加によって、同社の需要もこれから更に高まるとの予想です。5月14日の決算後に動意すると、大台の2000円を突破した事で監視を強めております。
EC事業者支援サービスを手掛けるテモナ<3985>は、5月14日の決算(2Q)で進捗率63.6%に到達しました。「サブスク」という言葉が世間に浸透してきたように、サブスクリプションビジネスの需要は高まっているようです。ECは巣ごもり期間だけではなくアフターコロナでも日常となり、EC支援事業も堅調だとあたくしは予想しております。
最後に見過ごせないのがEV関連の伸長ですねぇ。EV関連として思惑のある大倉工業<4221>、自動車部材関連の大同工業<6373>は両社ともに5月14日に決算発表すると、増益着地となりました。どちらもPER・PBRが割安水準であり、世界的な需要増を背景に投資妙味ありか…。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《RS》
提供:フィスコ