東エレデバは大幅高で上場来高値に接近、EV向け需要旺盛なパワー半導体分野でも実力発揮へ
東京エレクトロン デバイス<2760>が全般不安定な地合いのなかも切り返し波動を鮮明としている。今月9日につけた上場来高値4695円奪回を視野に入れてきた。一時235円高の4640円まで買われる場面があった。日米首脳会談でも連携が確認された脱炭素に向けた取り組みでは、電気自動車(EV)シフトに向けた動きが今後一段と強まることが予想されている。同社は東京エレク系の半導体商社だが、EV向けで需要急増が予想されるパワー半導体分野では、パワーモジュール大手の独セミクロンや独インフィニオンの製品を扱い旺盛なニーズに対応している。業績は22年3月期も2ケタの利益成長が見込まれ、17倍前後のPERは依然として割高感に乏しい。
出所:MINKABU PRESS
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