日本製鉄はマド開け急伸、鋼材価格の改善で21年3月期業績予想を一転黒字に上方修正
日本製鉄<5401>がマドを開けて急伸。株価は前営業日比11.3%高の1485円50銭まで上値を伸ばしている。5日の取引終了後、21年3月期の連結事業損益(国際会計基準)が300億円の黒字(前期は2844億1700万円の赤字)になりそうだと発表。従来予想の600億円の赤字から一転して黒字となる見通しでこれを好感する買いが入っている。
前回予想より鋼材価格が改善していることに加え、グループ会社の損益好転などを上振れの要因として挙げている。足もとの業績回復を踏まえ、従来未定としていた期末配当を10円(前期は無配)実施する方針としたことも好材料視されている。このほか、東京都板橋区舟渡に保有する土地の売却に伴い、22年3月期第1四半期に400億円程度の事業再編益を計上する見通しになったことも明らかにしている。
出所:MINKABU PRESS
前回予想より鋼材価格が改善していることに加え、グループ会社の損益好転などを上振れの要因として挙げている。足もとの業績回復を踏まえ、従来未定としていた期末配当を10円(前期は無配)実施する方針としたことも好材料視されている。このほか、東京都板橋区舟渡に保有する土地の売却に伴い、22年3月期第1四半期に400億円程度の事業再編益を計上する見通しになったことも明らかにしている。
出所:MINKABU PRESS