個人投資家・有限亭玉介:コロナ禍の中で業績好調な市場にある銘柄に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年2月1日15時に執筆
日本では2月より医療従事者へワクチン接種が開始されるとの報道が出ております。このまま新型コロナを封じ込めれば良いのですが、現状としてPCR検査の陽性率などを見ると長期戦になるとの専門家の意見もあります。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
新型コロナを1年ほど経験して企業はその業種によって明暗が分かれましたねぇ。飲食店などは御存知の通り、営業の時短要請を受けて厳しい経営状況に追い込まれております。
逆に実店舗が無く密にならない、ECやオンラインで完結するウェブサービスを提供する企業は好業績が散見されます。もちろん新型コロナはいずれ終息するとの期待はありますが、新型コロナによって急速に発展した利便性の高いサービスやテクノロジーはアフターコロナの世界でも使われ続けるのではないでしょうか。
新型コロナによって業績が悪化した企業の事業譲渡や売却の案件も増加しているようで、M&A市場も賑わいを見せています。非接触でのキャッシュレス決済も普及し、ATMや銀行窓口を使わず個人間で小口決済や送金などスマホで出来るようになりましたなぁ。ひょっとすると銀行のM&Aもこれから拡大するのでは…なんて予感もしております。
と、いうわけで投資家としてはコロナ禍で活況となる市場を見極めて投資をしていきたいところです。先進国の多くで昨年のGDPがマイナス成長との発表もあり、米国においてはリーマンショック以来11年ぶりのマイナス成長になったとの報道を見ると、世界経済へのインパクトは計り知れないですな。
新型コロナによって苦境に立たされた企業にとってはM&Aは逆境を乗り越える手段の1つかもしれません。景気回復が遅れればM&A仲介を展開するストライク<6196>へ事業継承などを依頼する引き合いは増える可能性もあるでしょう。
世界各国の国境は閉じられたままではありますが、コロナ禍に世界中を繋ぐオンラインサービスは急速に発展した印象があります。テレワークという言葉が一般的に認知されるほど在宅で仕事が出来る時代になりました。
そんなテレワーク化を背景に業務効率化のワークフローソフト「X-point」等の開発・販売が好調であるエイトレッド<3969>も1月21日の決算後に動意しております。テレワーク関連や基幹システムなどを手掛ける企業にとってコロナ禍は追い風のようです。
金融・通信システム向けサイバー攻撃に特化したセキュリティシステムを手掛けるデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>は、金融系に加えてERPなどのソフトウェア事業が伸長した事で1月26日に21年6月期経常を従来予想より上方修正しております。銀行のM&Aによりシステム再編への思惑もあるか監視を続けていきたいところです。
外出を控えてパソコンと向き合う時間が増えた環境はネイティブ広告プラットフォームを提供するログリー<6579>には好機となりました。25日線付近のチャートが2月10日の決算後にどう動くか監視中です。EC支援やD2Cへ注力するピアラ<7044>の機運もコロナ禍では高まっております。
そのようなウェブサービスやDXなどの市場拡大に伴って、人手不足となればエンジニア派遣のBranding Engineer<7352>への引き合いもある模様。プログラミング教育事業も展開する同社は、コロナ禍でエンジニアへ転職を希望する人の受け皿になるかもしれませんな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《RS》
提供:フィスコ