エムスリー5日ぶり急反発、ファンドの投げ一巡で好決算評価の買いが押し上げる
エムスリー<2413>が急反発、一時600円を超える上昇で9400円台に乗せる場面がった。前週に同社株は波乱展開となりマーケットの注目が集まっていた。4営業日続落で合計1750円の急落を余儀なくされたが、きょうは満を持して買いが優勢となっている。医薬品情報サービスなどを展開する同社が前週末1月29日に発表した同社の20年4~12月期決算は最終利益が前年同期比61%増の267億1100万円と好調だったことで、買い安心感が浮上した。市場では「個人投資家の買い攻勢を背景とした米ゲームストップ株の急騰でヘッジファンドの踏み上げが話題となったが、ヘッジファンドは前週の相場でそれまで売り叩いていた景気敏感セクターのオールドカンパニーの買い戻しを余儀なくされ、それに伴い買い建てていた成長株の合わせ切りを強いられた。エムスリーの急落はその典型だった」(ネット証券アナリスト)という。きょうは、ヘッジファンドの投げが一巡したことや、好決算を発表したことを受け売り込まれた同社株にリバウンド狙いの買いが集中した。
出所:MINKABU PRESS
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