コスモスイニシア---3Qは増収、ソリューション事業の好調が続く
コスモスイニシア<8844>は12日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.7%増の622.65億円、営業利益が同2.2%減の23.61億円、経常利益が同13.3%減の20.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.2%減の16.79億円となった。
2020年3月期における、新築マンション及び新築一戸建の引渡計画に対する契約進捗率は、2019年12月31日現在各々77.5%、73.5%であり、投資用不動産の販売も順調に進捗していることから、業績は概ね計画通りに推移している。
レジデンシャル事業の売上高は前年同期比39.8%減の151.30億円、セグメント損失は9.12億円(前年同期は8.86億円の利益)となった。リノベーションマンションの引渡戸数が増加した一方で、新築マンション及び新築一戸建の引渡戸数が減少した。
ソリューション事業の売上高は前年同期比38.0%増の334.79億円、セグメント利益は同39.4%増の42.55億円となった。不動産賃貸管理等の転貸戸数が増加したことや、一棟投資用不動産の引渡棟数が増加した。
宿泊事業の売上高は前年同期比310.1%増の51.81億円、セグメント利益は2.75億円(前年同期は4.65億円の損失)となった。アパートメントホテルにおいて開発物件の売却があったことや、運営物件の稼働施設数が増加した。
工事事業の売上高は前年同期比22.6%増の89.06億円、セグメント利益は同739.9%増の1.55億円となった。建設工事の受注が増加した。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.2%増の1,100.00億円、営業利益が同7.8%増の58.00億円、経常利益が同3.0%増の52.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.7%減の43.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ