サムティ---18年11月期は2ケタ増収増益で着地、期末配当の増額に加え中間配当の実施も発表
サムティ<3244>は8日、2018年11月期連結決算を発表した。売上高が前期比39.3%増の842.74億円、営業利益が同38.5%増の140.33億円、経常利益が同37.5%増の116.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.9%増の84.89億円となった。
不動産事業の売上高は前期比46.0%増の751.38億円、営業利益は同46.7%増の155.47億円となった。「S-RESIDENCE」シリーズに加えて、収益マンション計37棟、ホテルアセットとして「エスペリアイン日本橋箱崎(東京都中央区)」、「エスペリアホテル博多(福岡市博多区)」、オフィスビルとして「サムティ上本町ビル(大阪市天王寺区)」、「日産南堀江ビル(大阪市西区)」、その他商業施設として「サムティ湊川公園ビル(神戸市兵庫区)」、「ピエリ守山(滋賀県守山市)」を売却した。また、投資用マンションとして383戸を販売した。
不動産賃貸事業の売上高は前期比7.8%減の68.06億円、営業利益は同8.9%減の19.07億円となった。賃料収入の増加を図るべく、営業エリアの拡大並びに収益不動産の仕入の強化に努めた。
その他の事業の売上高は前年同期比42.9%増の23.29億円、営業利益は同65.7%減の0.83億円となった。
2019年11月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の860.00億円、営業利益が同6.9%増の150.00億円、経常利益が同11.7%増の130.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.0%増の90.00億円を見込んでいる。また、2018年11月期の期末配当予想について1株当たり4円増額し、68円とすることを発表した。加えて、株主への利益還元の機会を充実させるため、剰余金の配当を、期末配当として年1回実施する方針から、中間配当と期末配当の年2回実施する方針に変更し、2019年11月期より中間配当を実施することも発表した。
《SF》
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