資生堂、コーセーなど買われる、アリババ経由の中国輸出拡大で収益好調続く
資生堂<4911>が3日続伸、コーセー<4922>は急反発と化粧品大手がいずれも上値指向をみせている。中国の景気減速懸念や訪日外国人観光客数の伸び鈍化などからインバウンド関連の象徴であった両銘柄とも25日移動平均線を上値抵抗ラインに下げ圧力の強い展開を強いられていた。しかし、高級化粧品がインバウンド需要で好調に推移するなか資生堂の1~6月期営業利益は前年同期比倍増、コーセーの4~6月期は37%増益といずれも好調を極めている。直近はアリババ集団などのネットサイトを通じ中国輸出を拡大させる方向にあり、目先は値ごろ感からの押し目買いや売り方の買い戻しを誘っている。きょうは中国・上海株市場が6日ぶりに大きく切り返しに転じていることも、株価にポジティブに働いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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