利益成長【青天井】銘柄リスト〔総集編〕第3弾 28社選出 <成長株特集>
本特集では、4月下旬から5月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。東証1部銘柄を対象とした第1弾(6月3日配信)、第2弾(6月5日配信)に続き、今回は時価総額50億円以上の東証2部上場銘柄と新興市場(マザーズ、ジャスダック)を対象に、18年1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む利益“青天井”銘柄をリストアップしてみた。
下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の1-3月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している28社を選び出し、1-3月期の過去最高益の上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップのリミックスポイント <3825> [東証2]はビットコイン価格が乱高下するなか、子会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所で手数料収入が拡大し、1-3月期(第4四半期)の経常利益は24.2億円と過去最高だった前四半期(17年10-12月)を3.8倍も上回って着地。19年3月期の同利益は前期比3.0倍の102億円に急拡大する見通しだ。2位に入ったAMBITION <3300> [東証M]はサブリース管理物件戸数の増加が続いたうえ、昨年10月に買収したヴェリタス・インベストメントで投資用マンションの引き渡しが進み、1-3月期は3四半期ぶりに経常最高益を更新した。
3位のキャピタル・アセット・プランニング <3965> [JQ]は生命保険会社の料率改定や新商品投入が重なる4月を前に、販売支援システムの納品が集中し、1-3月期(第2四半期)経常利益は過去最高益を72.7%上回る4.8億円に膨らんだ。また、5位のプロパティエージェント <3464> [東証2]は主力の投資用マンションや居住用コンパクトマンションなどの販売が好調だった。同社は前期から都市型アパートの販売を本格始動したほか、インバウンドホステルの開発に着手するなど事業領域の拡大に意欲的な姿勢をみせている。
続く6位のスマートバリュー <9417> [JQ]は長らくドコモショップを運営するモバイル事業を主体としてきたが、IoTやブロックチェーンなどのテクノロジーをベースとしたサービス・ソフトウェア事業に軸足を移している。1-3月期(第3四半期)は自治体・公的機関向けに特化した地域情報クラウドや運転情報管理サービスなどのモビリティ分野で新規案件獲得が大きく伸び、8四半期ぶりに最高益を更新した。また、6月1日には株式分割と東証2部への市場変更、配当増額を発表。これが好感され、株価は連日大幅高に買われ上場来高値圏に浮上している。
9位に入ったラック <3857> [JQ]の1-3月期はサイバー攻撃の脅威の高まるなか、セキュリティ監視の運用支援など常駐型のコンサルティングサービスが拡大した。さらに開発サービスの稼働率が高水準で推移したことで、売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を更新した。また、通信関連機器の販売を手掛ける11位のエフティグループ <2763> [JQ]はネットワークセキュリティ装置やビジネスホン、空調設備の販売が大きく伸びた。株価は年初来高値圏にあるが、配当利回りは3.67%と高水準なうえ、予想PERは13倍台と割高感はなく、さらなる上値を試す展開が期待される。
14位に入った製造派遣・請負大手のUTグループ <2146> [JQ]は企業の大規模な人材ニーズに対し、配属時期と人数を確約する“コミット受注”で高単価受注の獲得に成功している。1-3月期(第4四半期)は活況な半導体・電子部品分野に加え、完成車メーカーとの取引が拡大したうえ、昨年3月に買収したタイト・ワークの業績上積みも寄与し、経常利益は実に43四半期ぶりの最高益更新を果たした。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 1-3月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<3825> リミックス 285 2420 629 205 10235 3358 11.1
<3300> アンビション 122 500 225 269 988 268 21.2
<3965> キャピタルA 72.7 487 282 40.7 460 327 49.8
<3323> レカム 71.2 214 125 145.4 670 273 59.8
<3464> プロパティA 67.5 782 467 10.8 1250 1128 13.4
<9417> スマバ 53.2 285 186 34.9 371 275 36.1
<6185> ソネットMN 37.4 239 174 39.7 750 537 46.8
<4833> ぱど 28.4 258 201 22.9 290 236 52.1
<3857> ラック 26.8 1538 1213 3.5 2550 2464 24.7
<6864> NF回路 23.4 633 513 3.7 1150 1109 24.9
<2763> エフティ 22.8 1684 1371 9.6 5300 4835 13.7
<2483> 翻訳センター 22.3 291 238 10.8 900 812 14.2
<4781> 日本ハウズ 18.0 2441 2069 0.1 5400 5395 14.5
<2146> UT 18.0 1694 1436 32.1 6900 5222 33.6
<9852> CBGM 17.3 887 756 1.7 1900 1869 6.4
<3677> システム情報 14.9 247 215 11.5 870 780 19.6
<6874> 協立電機 12.4 653 581 1.4 1470 1450 13.5
<9467> アルファP 11.7 297 266 32.7 1200 904 28.9
<3939> カナミックN 11.7 124 111 0.6 332 330 126
<4792> 山田コンサル 10.7 1106 999 12.8 3250 2880 26.8
<3968> セグエG 10.4 298 270 5.0 459 437 32.9
<6670> MCJ 9.1 2721 2493 1.8 8900 8743 14.2
<2412> ベネ・ワン 9.0 1945 1785 20.1 7520 6263 49.5
<6533> オーケストラ 8.9 122 112 22.3 444 363 23.7
<2340> 極楽湯HD 8.9 491 451 13.8 800 703 31.1
<2498> ACKG 8.9 1917 1761 7.6 1490 1385 11.5
<3742> ITbook 8.5 471 434 58.6 360 227 48.5
<3962> チェンジ 6.6 177 166 23.4 401 325 88.8
※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース
下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の1-3月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している28社を選び出し、1-3月期の過去最高益の上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップのリミックスポイント <3825> [東証2]はビットコイン価格が乱高下するなか、子会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所で手数料収入が拡大し、1-3月期(第4四半期)の経常利益は24.2億円と過去最高だった前四半期(17年10-12月)を3.8倍も上回って着地。19年3月期の同利益は前期比3.0倍の102億円に急拡大する見通しだ。2位に入ったAMBITION <3300> [東証M]はサブリース管理物件戸数の増加が続いたうえ、昨年10月に買収したヴェリタス・インベストメントで投資用マンションの引き渡しが進み、1-3月期は3四半期ぶりに経常最高益を更新した。
3位のキャピタル・アセット・プランニング <3965> [JQ]は生命保険会社の料率改定や新商品投入が重なる4月を前に、販売支援システムの納品が集中し、1-3月期(第2四半期)経常利益は過去最高益を72.7%上回る4.8億円に膨らんだ。また、5位のプロパティエージェント <3464> [東証2]は主力の投資用マンションや居住用コンパクトマンションなどの販売が好調だった。同社は前期から都市型アパートの販売を本格始動したほか、インバウンドホステルの開発に着手するなど事業領域の拡大に意欲的な姿勢をみせている。
続く6位のスマートバリュー <9417> [JQ]は長らくドコモショップを運営するモバイル事業を主体としてきたが、IoTやブロックチェーンなどのテクノロジーをベースとしたサービス・ソフトウェア事業に軸足を移している。1-3月期(第3四半期)は自治体・公的機関向けに特化した地域情報クラウドや運転情報管理サービスなどのモビリティ分野で新規案件獲得が大きく伸び、8四半期ぶりに最高益を更新した。また、6月1日には株式分割と東証2部への市場変更、配当増額を発表。これが好感され、株価は連日大幅高に買われ上場来高値圏に浮上している。
9位に入ったラック <3857> [JQ]の1-3月期はサイバー攻撃の脅威の高まるなか、セキュリティ監視の運用支援など常駐型のコンサルティングサービスが拡大した。さらに開発サービスの稼働率が高水準で推移したことで、売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を更新した。また、通信関連機器の販売を手掛ける11位のエフティグループ <2763> [JQ]はネットワークセキュリティ装置やビジネスホン、空調設備の販売が大きく伸びた。株価は年初来高値圏にあるが、配当利回りは3.67%と高水準なうえ、予想PERは13倍台と割高感はなく、さらなる上値を試す展開が期待される。
14位に入った製造派遣・請負大手のUTグループ <2146> [JQ]は企業の大規模な人材ニーズに対し、配属時期と人数を確約する“コミット受注”で高単価受注の獲得に成功している。1-3月期(第4四半期)は活況な半導体・電子部品分野に加え、完成車メーカーとの取引が拡大したうえ、昨年3月に買収したタイト・ワークの業績上積みも寄与し、経常利益は実に43四半期ぶりの最高益更新を果たした。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 1-3月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<3825> リミックス 285 2420 629 205 10235 3358 11.1
<3300> アンビション 122 500 225 269 988 268 21.2
<3965> キャピタルA 72.7 487 282 40.7 460 327 49.8
<3323> レカム 71.2 214 125 145.4 670 273 59.8
<3464> プロパティA 67.5 782 467 10.8 1250 1128 13.4
<9417> スマバ 53.2 285 186 34.9 371 275 36.1
<6185> ソネットMN 37.4 239 174 39.7 750 537 46.8
<4833> ぱど 28.4 258 201 22.9 290 236 52.1
<3857> ラック 26.8 1538 1213 3.5 2550 2464 24.7
<6864> NF回路 23.4 633 513 3.7 1150 1109 24.9
<2763> エフティ 22.8 1684 1371 9.6 5300 4835 13.7
<2483> 翻訳センター 22.3 291 238 10.8 900 812 14.2
<4781> 日本ハウズ 18.0 2441 2069 0.1 5400 5395 14.5
<2146> UT 18.0 1694 1436 32.1 6900 5222 33.6
<9852> CBGM 17.3 887 756 1.7 1900 1869 6.4
<3677> システム情報 14.9 247 215 11.5 870 780 19.6
<6874> 協立電機 12.4 653 581 1.4 1470 1450 13.5
<9467> アルファP 11.7 297 266 32.7 1200 904 28.9
<3939> カナミックN 11.7 124 111 0.6 332 330 126
<4792> 山田コンサル 10.7 1106 999 12.8 3250 2880 26.8
<3968> セグエG 10.4 298 270 5.0 459 437 32.9
<6670> MCJ 9.1 2721 2493 1.8 8900 8743 14.2
<2412> ベネ・ワン 9.0 1945 1785 20.1 7520 6263 49.5
<6533> オーケストラ 8.9 122 112 22.3 444 363 23.7
<2340> 極楽湯HD 8.9 491 451 13.8 800 703 31.1
<2498> ACKG 8.9 1917 1761 7.6 1490 1385 11.5
<3742> ITbook 8.5 471 434 58.6 360 227 48.5
<3962> チェンジ 6.6 177 166 23.4 401 325 88.8
※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
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