日本ライフライン---18年3月期は2ケタ増収増益、各品目が好調に推移
日本ライフライン<7575>は2日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比13.8%増の422.98億円、営業利益が同38.9%増の106.71億円、経常利益が同34.0%増の107.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.8%増の74.78億円となった。
品目別について、リズムディバイスは、MRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカの販売が堅調であったほか、EP/アブレーションは、心房細動のアブレーション治療の症例数が引き続き高い水準で増加しており、同社のオンリーワン製品である心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」をはじめとする心房細動治療関連製品の販売が増加した。外科関連は、腹部用ステントグラフトが伸長したことに加え、オンリーワン製品であるオープンステントグラフトが治療の低侵襲化に寄与する医療機器として高く評価され、一層の普及が進んだ。さらに、インターベンションは、末梢用バルーンカテーテル及び心房中隔欠損閉鎖器具が寄与したほか、本年3月より薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」の販売を開始し、インターベンション領域における主要マーケットへの参入を果たした。
2019年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比16.8%増の494.11億円、営業利益が同5.0%増の112.02億円、経常利益が同7.0%増の114.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.6%増の78.25億円としている。なお配当の状況として、年間配当金は0.25円増の29.00円としている。
《MW》
提供:フィスコ