デンカは4日ぶり反発、国内大手証券は「2」へ引き上げ
デンカ<4061>が4日ぶりに反発。大和証券は27日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は3150円から4700円に見直した。同証券では(1)電子・先端プロダクツで車載や産業機器の半導体向け放射材料が期待されること(2)ライフイノベーションでは、独自性の高いsd-LDLコレステロール診断薬の着実かつ中期的な拡販が期待できること(3)エラストマー・機能樹脂では、世界首位のクロロプレンゴム(CR)で高付加価値化と積極的な値上げを展開していること――の3点を指摘。特に(1)の球状アルミナは、半導体チップより格段に大きな車載電池の放熱材にも利用され、収益への寄与が期待されている。18年3月期の連結営業利益は前期比30%増の335億円(会社予想330億円)の見通しだが、19年3月期の同利益は今期推定比16%増の390億円と連続2ケタ増益を見込んでいる。さらに配当性向50%弱で19年3月期の配当を160円と試算しており、足もとの株価は配当利回りで4%前後の水準にあるとみている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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