リコーが大幅続落、18年3月期最終損益予想を一転赤字に修正
リコー<7752>が大幅続落。27日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、営業利益を180億円から100億円(前期比70.5%減)へ、最終損益を30億円の黒字から70億円の赤字(前期34億8900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
構造改革の進展や為替の影響で、売上高は2兆円から2兆400億円(前期比0.5%増)へ上方修正したが、経営再建中のインド子会社に対する追加の財政支援を打ち切るのに伴い、今後発生が想定される損失300億円を見込んだことなどで、営業利益以下を下方修正するという。
支援を打ち切るのは現地販売会社のリコーインド。リコーインドを巡っては、15年11月に監査法人の指摘を受けて、不正行為の兆候が発覚。これを受けてリコーでは、17年3月期に69億円の損失を計上していた。リコーではこれまで再発防止策などの支援を行い、増資の引き受けなどの財政支援を行ってきたが、業績が改善しないうえ、主要取引先との関係も悪化。今年10月には現地主要取引先が現地裁判所にリコーインドの2度目の会社更生手続きの開始を申し立てていた。このため、グループ全体の損失を限定するために、今後の追加支援を行わないことを決定したという。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
構造改革の進展や為替の影響で、売上高は2兆円から2兆400億円(前期比0.5%増)へ上方修正したが、経営再建中のインド子会社に対する追加の財政支援を打ち切るのに伴い、今後発生が想定される損失300億円を見込んだことなどで、営業利益以下を下方修正するという。
支援を打ち切るのは現地販売会社のリコーインド。リコーインドを巡っては、15年11月に監査法人の指摘を受けて、不正行為の兆候が発覚。これを受けてリコーでは、17年3月期に69億円の損失を計上していた。リコーではこれまで再発防止策などの支援を行い、増資の引き受けなどの財政支援を行ってきたが、業績が改善しないうえ、主要取引先との関係も悪化。今年10月には現地主要取引先が現地裁判所にリコーインドの2度目の会社更生手続きの開始を申し立てていた。このため、グループ全体の損失を限定するために、今後の追加支援を行わないことを決定したという。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)