日東精工---2Q決算はファスナー事業が2桁の伸張、子会社の協栄製作所も事業拡大に寄与
日東精工<5957>は工業用ファスナーが主力。精密ねじ、タップタイト等各種ネジ部品、ねじ締め機・組立装置等も手掛ける。子会社化した協栄製作所も事業拡大に寄与、住宅・建築向けが堅調に推移している。
足元の業績では、2017年12月期第2四半期決算は売上高が前年同期比17.6%増の146.25億円、営業利益が同6.3%減の13.72億円、経常利益が同4.5%減の14.43億円、四半期純利益が同5.6%減の8.21億円で着地。ファスナー事業に関して、国内ではゲーム機の需要増加により市況は好調に推移、海外は自動車関連業界・家電業界が総じて堅調に推移したことにより、売上、利益ともに2桁の伸張となっている。
2017 年12月期通期に関しては、ファスナー事業の伸張、協栄製作所も通期で業績に貢献する見込みであることから、売上高が前期比14.1%増の300億円、営業利益が同3.9%増の27億円、経常利益が同8.1%増の28.3億円、当期純利益が同3.4%増の16億円と、2月に公表した予想を上方修正している。
同社は中期経営計画「日東パワーアッププランFINAL」のもと、締結・組立・計測検査における真のグローバルメーカーを目指すとして、最終年度の2018年度に売上高400億円、営業利益32億円、経常利益32.4億円、当期純利益18億円の達成を目指すとしている。
《TN》
提供:フィスコ