農業総合研究所---3Q売上高は35.0%増、農家の直売所事業が順調に拡大
農業総合研究所<3541>は12日、2017年8月期第3四半期(2016年9月~2017年5月)決算を発表した。売上高が前年同期比35.0%増の11.22億円、営業利益が同10.2%減の0.93億円、経常利益が同17.1%減の0.93億円、四半期純利益が同14.7%減の0.61億円となった。
農家の直売所事業に注力し、積極的にスーパーマーケット等の小売店と交渉及び導入を進め、新規導入のスーパー等が増加し、2017年5月31日時点で前期末比270店舗増の950店舗となった。スーパー等に対して、関東地区や関西地区の店舗でのフェアや販促支援を強化し、より多くの農産物の販売に努めた。また、登録生産者に対しては、相場情報やスーパー等の特売情報等を提供し、より多くの農産物を出荷できるように支援を行った。この結果、農家の直売所事業による流通総額は前年同期比30.8%増の49.95億円となった。拡大しているスーパー等への農産物供給量確保のため、集荷場を関東地区や九州地区にも開設し、集荷場は前期末より4拠点増加し2017年5月31日時点で61拠点、登録生産者は747名増加し6,512名と拡大した。
2017年8月期通期の業績予想については、売上高が前期比30.6%増の15.60億円、営業利益が同8.6%増の1.70億円、経常利益が同4.0%増の1.69億円、当期純利益が同1.9%増の1.09億円とする期初計画を据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ